建築法では、建て替え不可。
この困難をどう乗り越える?

AH埼玉中央 与野営業所

人はその土地に長く暮らすほど、思い出が増え、愛着が増すもの。
同じ場所に永く住み継いでいきたいという思いに応えるのも、私たちの仕事です。

 

ご依頼いただいたお客様のお住まいは、戦後間もなくの建築で、老朽化に伴い建て替えをご希望でした。しかし、法律上建て替えが難しく、同条件だった隣家も建て替えをあきらめてリフォームにした経緯もあり、自分たちも無理かもしれないと困っておられました。

 

今はお母様と息子様のお二人暮らしですが、この場所はお父様の代から大切に暮らしてきた土地。思い出のつまったこの場所での永住は、家族の強いご希望でした。

 

ご相談を受け、現地を調べると、場所は道のつきあたりで敷地が公道にわずかしか面していない状態で、確かに建築法では建て替え不可でした。

 

しかしここであきらめては、ご相談いただいた意味がありません。関係各所に相談しながら、起死回生の案はないかと知恵を絞りました。

 

すると隣家数件が将来的に建て替えを行う際、家をセットバックして建てることで公道を広げ、敷地と公道が接する部分を広げることが確約できるなら法律をクリアできるということがわかりました。「お隣に頼んでみましょう!」とお客様を説得し、近隣を一軒一軒まわることに。

 

元々ご近所づきあいが良好だったこともあり、また皆さんも同様に将来の建て替えに備えたい気持ちもあり、皆さん快くご理解いただくことができました。

 

そして無事、建て替え建築がスタート。道の細さに工事車両が入らないなど困難を極めましたが、なんとか工事を完了することができました。「諦めかけていた新築を実現でき、本当に感謝しています。

 

父が大切にしていた場所を守ることができました」という感謝の言葉をいただいた時の喜びを今でも覚えています。

 

困難があってもそれを乗り越え、最善を尽くしてお客様の夢をかなえる。まさにこの仕事ならではのやりがいであり、自分の仕事により一層の誇りを感じる出来事でした。

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