社会貢献活動

西日本豪雨がきっかけで開発された
森林保全につながるカンナ削りの
“木のストロー”

日本で初開催・G20大阪サミットなどの国際会議でも採用

日本で初開催・G20大阪サミットなどの国際会議でも採用
日本で初開催・G20大阪サミットなどの国際会議でも採用

G20岡山保健大臣会合での様子

西日本豪雨がきっかけで生まれたカンナ削りの“木のストロー” 間伐材の利用で、災害の防止に寄与

カンナ削りの“木のストロー”は、2018年の西日本豪雨を取材した環境ジャーナリストの竹田有里氏が、災害の一因に間伐が適時適切に行われていなかったことを問題視し、発案したもので、AQグループが世界で初めて開発・量産化に成功しました。間伐材を含む国産材を主材料とし、厚さ0.15㎜にスライスした薄板をストロー状にまとめ上げています。森林環境の整備保全による減災の観点から、国産間伐材を主材料とし、使用用途の限られる節目部分も無駄なく活用できるように工夫しています。
近年では、豪雨災害によって大きな風水害が発生しました。計画的・定期的な伐採などの森林管理がなされていないことも、被害を大きくした一因ではないかといわれています。木のストローの普及により、間伐材の利用が進み、地元での地産地消を進めることで、森林管理、ひいては減災にも貢献するものと期待されます。また、現在は各地域で地元産材を利用して、障がい者や高齢者などの方々が製造することで、雇用にも大きく寄与しています。

西日本豪雨がきっかけで生まれたカンナ削りの“木のストロー” 間伐材の利用で、災害の防止に寄与

カンナ削りの“木のストロー”が、様々な問題の解決を導く

木のストローは、間伐材の利用により森林資源の保全のほか、廃プラの削減に寄与するといった地球環境問題にも貢献しています。また同時に、各地域で地元産材を利用して、障がい者や高齢者などの方々が製造することで、雇用にも大きく寄与する可能性があります。

受賞歴

  • 第29回地球環境大賞 農林水産大臣賞 受賞
  • ウッドデザイン賞 ウッドデザイン賞2019 優秀賞 林野庁長官賞 受賞
  • グッドデザイン賞 2019年、2020年で連続受賞
  • 私の選んだ一品 -2019年度グッドデザイン賞審査委員セレクション選出
  • キッズデザイン賞 受賞
  • グッドライフアワード 環境アート&デザイン賞 受賞
  • 生物多様性アクション大賞2019 グリーンウェイブ賞 受賞
  • 間伐・間伐材利用コンクール 間伐推進中央協議会会長賞 受賞
  • 持続可能な社会づくり活動表彰 理事長賞 受賞
  • おもてなしセレクション 欧米選定員賞 受賞

木望の未来プロジェクト

カンナ社長のふれあい授業
カンナ社長のふれあい授業
カンナがけ実演
カンナがけ実演
天板の交換
天板の交換
新調された机の天板
新調された机の天板

AQ グループは、木の家を提供する企業として、「木の素晴らしさ」「物の大切さ」「物づくりの楽しさ」を、次代を担う子どもたちに伝えていきたいと考え、2010年4月より『木望の未来プロジェクト』をスタートしました。

※「木」と「希望」を掛け合わせて木望(きぼう)の未来プロジェクトと名づけました
活動内容は、地域の間伐材を加工し製作した小学校学習用机の天板を小学校に寄贈し、 古い机を再生します。また、「カンナ社長のふれあい授業」を通して、「木の良さ」と「物の大切さ」を 伝えていきます。

累計天板交換数14,631枚(2019年度報告)

※間伐材とは、森林の木が成長するため間引き(木々の間隔を広くするため一部の木を伐採)された木材のことです

小学校学習用机の天板に“間伐材”を利用する理由

間伐材は、主伐材よりも直径が細く用途が限られることや、輸入木材と比較するとコストがかかるため、現在は需要が低迷しています。そのため間伐自体があまり行われなくなり、森林の荒廃など環境に影響を与えています。当社では、この間伐材を積極的に利用することによって、環境保全や地球温暖化防止の一助となればと考えています。また、この活動を通して間伐材利用の啓発を行っていきます。

活動実地内容及び履歴

2011年1月 埼玉県熊谷市の小学校
2011年1月
埼玉県熊谷市の小学校
2010年12月 東京都多摩市立の小学校
2010年12月
東京都多摩市立の小学校
2010年 東京都の小学校
2010年
東京都の小学校
2020年10月23日 静岡県静岡市の小学校
2020年10月23日
静岡県静岡市の小学校
  • カンナ社長の講演とカンナがけ実演
  • 子どもたちのカンナがけ体験
  • 学習机天板交換体験(6年生のみ)

AQ グループの社会貢献活動について

2023年に創業45周年を迎え、新たな企業活動として、当社らしいかたちで地域に恩返しすると共に、豊かな社会形成に貢献したいと考え、この活動を開始しました。創業45周年を迎えてもこの活動は、全国にある18支店を通じて継続的に実施しており、将来的には当社のフランチャイズ事業を通じて全国へ拡大していきたいと考えています。