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三井所 清典先生
第一回廃材アートコンテスト審査委員長
日本建築士連合会・木のまちづくり部会長
日本建築士連合会名誉会長 -
稲山 正弘先生
東京大学教授
東京大学大学院木質材料学研究室教授。
木質構造研究会会長。
中大規模木造プレカット技術協会代表理事。
構造設計事務所「ホルツストラ 」主宰。
2002年 日本建築学会賞(技術)。
2002年 松井源吾賞。
2009年 JSCA賞。
2014年 日本建築仕上学会賞。
2019年 日本建築学会教育賞など -
浅田 茂裕先生
埼玉大学教授
NPO法人木育・木づかいネット理事長1966年熊本県生まれ。埼玉大学教育学部教授。専門は木質科学。木材教育学。木を使った学校校舎、子育て支援施設などの快適性や、木材が子どもの学び、育ちに与える影響について科学、心理学などの手法で研究を進める。木質化された子育て支援施設や木を使った遊具、玩具、教材の開発、プロデュース、学校における木育プログラムの実践などを手がける。木育推進の牽引車の一人。



農林水産省 後援「夏休みの木育課外授業 つくろう!木育フェス」で
作成された廃材アートでコンテストを開催いたしました。
家族のことを想像した理想のお家、飼っている動物、大好きな乗り物など、
想像豊かで魅力的な作品が多数寄せられました!
審査員
受賞作品
たくさんのご応募
ありがとうございました。
厳正な審査の結果、
金賞1作品、パブリック賞1作品、銀賞3作品、銅賞6作品、
キリン賞3作品、入賞44作品
が選ばれました。
おめでとうございます。
※許諾を頂いた作品のみ掲載しております。
< 副 賞 >
● 金賞(1点)/QUOカード10,000円
● パブリック賞(1点)/QUOカード 5,000円
● 銀賞(3点)/QUOカード 5,000円
● 銅賞(6点)/QUOカード 3,000円
● キリン賞(3点)/QUOカード 3,000円
● 入賞(44点)/QUOカード 500円
応募賞(464点)として、SDGsバッチをおひとつプレゼント!
応募者様がご参加された木育フェスの展示場や拠点にて、
応募賞のお渡しさせていただきます。
2023年11月末日までとなりますが、ご来場をお待ちしております。
応募賞の受取期限は11月末までとなります。
副賞等の受け渡しについては、後日担当者よりご連絡いたします。

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『 おさかなのおうちと
うさぎさんの幼稚園 』参加した展示場/浦和展示場(埼玉エリア)
応募者氏名/横谷彩羽 さんおさかなもうさぎも自立できるようにバランスを考えて木材をくっつけました。おさかなのおうちは形の違う屋根を作ってかわいくしました。うさぎさんの幼稚園はたまごのボールで遊べる滑り台と、虹のトンネルと、 背の高いアスレチックを作ってうさぎさんが楽しく遊べるようにしました。
まつぼっくりをつけるのが難しかったです。はじめてグルーガンを使ってつけました。こんなに楽しく遊べるのに捨てちゃうのはもったいないと思いました。おうちを作るのにたくさん木を使ったら木がなくなっちゃう!木を育てなきゃと6歳なりに環境について興味を持ったようでした。
< 選 評 >
たくさんの廃材を部材として活かし、ファンタスティックな物語が語れる作品ができました。いろんな形をした木屑を眺め、組み合わせてイメージをふくらませながら楽しんでつくったものでしょう。

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『 キリンさんと住める家のキリンさん 』
参加した展示場/川崎展示場(神奈川エリア)
応募者氏名/堤 春樹 さんアキュラホームのCMで見たキリンさんを作りました。
<パブリック賞の投票数TOP5(総投票数2,126票)>
<パブリック賞の投票数TOP5>
(総投票数2,126票)

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『 将来の僕の家 』
参加した展示場/埼玉西支店(埼玉県さいたま市)
応募者氏名/関口 達也 さん木目に合わせて作るのが難しかったです。 でも、木は色々な形があるので、組み合わせるのが楽しかったです。
< 選 評 >
未来の家、そして未来のくらしが上手に表現された作品です。どっしりとした柱は住まいの力強さを、アクセントとして配置された木の実は、暮らしの豊かさを感じさせます。
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『 大怪獣 』
参加した展示場/さいたま新都心展示場(埼玉エリア)
応募者氏名/HAYATO さん大きな怪獣。
< 選 評 >
立体的な造形感覚が秀逸。また、怪獣の顔の部分に輪切り丸太を使用して背割りを大きな口に見立てたことで、雄叫びをあげるティラノザウルスを彷彿とさせる材料の使い方に脱帽です。
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『 海賊船 』
参加した展示場/成田展示場(千葉エリア)
応募者氏名/齋藤 隆弘 さんとにかくかっこいい海賊船を作りました。
< 選 評 >
パイレーツオブカリビアンなどに出てくる海賊船の特徴がよく表現されていて、見ているだけでワクワクする素敵な作品。海賊船の舳先やマスト、側面の砲塔や船尾楼など、角材や輪切り丸太を上手に組み合わせることで、いかにもスピードが出そうなかっこいい海賊船に仕上がっている。

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『 三階建て豪邸 』
参加した展示場/小金井展示場(東京エリア)
応募者氏名/新納 和宏 さん通りやすいルートと三階建てがアピールです。
< 選 評 >
実際に住むために必要な部屋や導線などアイデアがたくさんつまった作品です。
階段から続く滑り台も楽しく、根気強く積み上げられた作品として高く評価しました。 -
『 夢の家 』
参加した展示場/藤枝展示場(静岡エリア)
応募者氏名/伊藤 咲良 さん二階建ての家を作りました。材料の大きさが合わなかったところがベランダになりました。
< 選 評 >
四角の板を組み合わせて、箱型ができることを発見し、家ができることに気が付いたのでしょう。
大小の箱を重ねて、二階に広いバルコニーを作り、細い部材の手すりの感じが良く、五色の球が夢を大きくしています。 -
『 ひまわり 』
参加した展示場/小金井展示場(東京エリア)
応募者氏名/星野 花 さん家で育ててるひまわりをイメージしました。
< 選 評 >
多くの作品が三次元的に表される中で、二次元的に並べ、未来に向かって伸びていくひまわりの姿がよく表現されています。
見る人に元気を与えてくれるステキな作品です。 -
『 とけい 』
参加した展示場/岐阜県庁前展示場(岐阜エリア)
応募者氏名/ひかくん さん同じ形の部材を使って一つの作品を作りました。
< 選 評 >
丸みのある三角形の木屑だけを選び出し、とが先を中心に並べてみると丸い形ができた。これを時計にしようとしたところが素晴らしい。
数字を書き込み、文字盤を作り、2本の針も木屑でつけて時計を完成させた。 -
『 将来の家 』
参加した展示場/静岡展示場(静岡エリア)
応募者氏名/鈴木 美湖 さん将来住みたいお家をイメージして作りました。
< 選 評 >
2本の柱で支えられた大きな屋根の下のリビングルームは、庭に開いている様子がよくわかる。
天井は奥に向かって高くなっていて、2階も一体の空間になっている。将来の家にふさわしいみごとなつくりである。 -
『 とり 』
参加した展示場/所沢若狭展示場(埼玉エリア)
応募者氏名/伊藤 あやの さん鳥の絵が上手にかけました。羽を木で上手にあらわしました。
< 選 評 >
たった5つの木のピースを使ってシンプルに鳥を表現したデザインセンスが抜群に優れている。台形の翼と鋭角三角形の頭部に目とくちばしと羽根のラインを描いただけだが、これだけでカワセミのロゴマークとして通用する。
最小限の筆入れと絶妙なプロポーションの材料選択はプロのデザイナーの仕事レベルです。

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『 幸せのキリン 』
参加した展示場/奈良展示場(奈良エリア)
応募者氏名/藤田 和美 さんみんなを幸せを届けてくれるキリンをつくりました。
丸い木材をキリン模様にみたてた所がポイントです。< 選 評 >
観察力と構想力に優れており、限られた端材だけでキリンさんを表現した点を高く評価しました。
これからも素材の個性を上手に引き出し、様々なものづくりに携わって欲しいと思います。 -
『 キリンさんと住める家のキリンさん 』
参加した展示場/川崎展示場(神奈川エリア)
応募者氏名/堤 春樹 さんアキュラホームのCMで見たキリンさんを作りました。
< 選 評 >
全体のシルエット、バランスの素晴らしさはもちろんのこと、ゆったりと伸びた首、躍動感を感じさせるあしの配置など、端材から作ったとは思えないほど豊かな表現です。
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『 キリンさんの親子 』
参加した展示場/AQ Group新社屋(埼玉県)
応募者氏名/中井 ゆゆ さんキリンさんと暮らせるステキな木造のお家に住みたいという想いを込めて作りました!!
< 選 評 >
親子のキリンさんが相互に作用し合い、配置のし方や見方によって印象が変化する点が大変面白い作品です。
単なる木造の造形物を超越した多くの可能性を示唆してくれています。
総評
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三井所 清典先生
第一回廃材アートコンテスト審査委員長
日本建築士連合会・木のまちづくり部会長
日本建築士連合会名誉会長comment
木材の製材・加工の過程で生じる廃材を活かして造形する初めてのコンクールでしたが、各地の会場では小学生を中心に、幼児など幅広い年齢の子供たちが参加して、夢中になってものづくりに取組みました。
木屑を手に取って「これはなににみえるかな」、組み合わせてみては「なにを作ろうかな」とイメージをふくらませていました。その楽しそうな姿は非常に印象的でした。そして出来上がった作品は、家や家具、建築や街並み、遊具や公園、花や樹木、魚や鳥や動物、自動車や列車や船、ロボットや怪獣、抽象的なオブジェなどさまざまで、沢山のアートの造形が集まってきました。審査は審査委員の皆さんが、送られてきた写真とテーマや綴られた想いを読み込んで評価し、協議して決めました。
今回の評価のポイントは未来を担う子供たちの構想力を重視することとし、数多くの木片部材を組み合わせて造形を楽しんでいる作品を多く選びました。特に「おさかなさんのおうちとうさぎさんの幼稚園」は廃材でこんな世界を想像し、創り出すことができる子供の能力に感心しましたが、他にも、さまざまなものをイメージする想像力とものをつくりだす創造力の豊かな子供たちの作品が沢山あったことをうれしく思いました。
予定していませんでしたが、動物の中でキリンの造形が非常に多かったので、審査委員会で相談して、特別にキリン賞を設けて表彰することにしました。 -
稲山 正弘先生
東京大学教授
comment
多くの子供達に、工作で木材を切ったり彫ったり釘やネジで留めたりする機会を持たせることは、日本の木造文化を将来にわたって継承させるうえでとても重要なことだと思います。
今回の廃材アートコンテストに参加した子供達の中から、大工さんや木造の建築家になりたいと願う子が出てくれることを期待します。 -
浅田 茂裕先生
埼玉大学教授
NPO法人木育・木づかいネット理事長comment
今回入選した作品には、作品の面白さ、素晴らしさだけでなく、作者が取り組んだ姿勢やこめた思いなどが感じられるものを中心に選びました。
形や大きさがバラバラな端材を最後まであきらめずに作品にするのは大変だったと思います。でも、ねばり強く取り組む姿勢は、将来の夢の実現にとって大切な「力」の1つになります。この小さなコンテストを通じて、強い心を持った子どもたちが育ってくれることを心から願っています。 -
宮沢 俊哉
株式会社AQ Group代表取締役社長
comment
現在、中大規模木造建築は「木を使い、森を育て、森を作る」という森林循環を促すことで脱炭素社会の実現のため世界的な注目を集めています。8/19から8/29に開催した「夏休みの木育課外授業つくろう!木育フェス」では、私たちが開発した「普及型純木造ビル」について知っていただくため、建築中の現場を限定公開しました。そして、建築中の「8階建て純木造ビル」の廃材が子どもたちの斬新な発想でさまざまな作品に生まれ変わり、その発想力にはとても驚きました。
今回の「第一回廃材アートコンテスト」は、一般投票による「パブリック賞」を設けました。9日間という短い投票期間ではありましたが、2,126名の方々から投票いただき、その反響の多さは大変嬉しく感じております。ご参画いただきました皆さまには心から感謝申し上げます。
「木育」は、子どもから大人まで幅広い世代の皆様に、触感や香りを楽しみながら木との触れ合いを通じて木の良さを体感いただけるものです。木材利用の意義や森林循環の大切さを正しく伝え、将来それに携わる仕事に就いてもらえるきっかけとなりましたら幸いです。今後も「純木造ビル」を普及させるため推進していくとともに、木の大切さや素晴らしを伝える木育を通じて環境貢献に取り組み、脱炭素社会の実現に寄与してまいります。

※許諾を頂いた作品のみ掲載しております。
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『 泳ぐゴジラ 』
上野 秀弦 さん
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『 がんばれ!小さな新社屋 』
笠原 陽向 さん
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『 朽ち果てた神殿 』
新納 和宏 さん
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『 ハウルの動くウサギ 』
福間 聡 さん
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『 カンナ社長専用チェアー 』
鈴木 遥加 さん
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『 飛び立て!!ハトくん 』
安田 裕介 さん
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『 もうすぐできるわたしのおうち 』
柏木 紬 さん
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『 人形のための椅子 』
梅原 彩葉 さん
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『 家 』
梅原 颯希 さん
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『 サンドウィッチとポテト 』
ゆでたまご さん
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『 レコードプレーヤー 』
バナナ さん
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『 船 』
井上 結人 さん
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『 本のページをはさむやつ 』
渡辺 智貴 さん
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『 家と公園 』
板橋 彗和 さん
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『 ブランコ 』
丸山 夏乃 さん
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『 ペン立て 』
丸山 春樹 さん
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『 恐竜 』
籔野 陽大 さん
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『 木で樹 』
山本 愛乃 さん
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『 小道具入れ 』
高垣 さん
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『 こだいのきょうりゅう 』
中軽 米 さん
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『 お馬さん 』
ハルくん さん
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『 ペン立て 』
H.Y さん
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『 キリンの夫婦 』
市毛 蒼明 さん
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『 ロボット 』
戸澤 健人 さん
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『 木のキリン 』
前原 遥人 さん
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『 僕のキリンさん 』
長位 大高 さん
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『 ビルとロボット 』
近藤 俊介 さん
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『 森に住むゾウ 』
吉田 椛乃 さん
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『 おおきなおうち ちいさなおうち 』
Yui さん
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『 トゲザウルス 』
稲垣 空 さん
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『 えんとつの家 』
浅井 優衣 さん
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『 はじめてつくったいえ 』
小形 道風 さん
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『 カンカン 』
北村 一翔 さん
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『 ショベルカー 』
岩槻 柊汰 さん
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『 大きな家 』
石森 ゆいな さん
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『 ブックスタンド 』
渡辺 智貴 さん
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『 姫路の屋台と船 』
小林 丈流 さん
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『 ルービックキューブ 』
岡井 早紀 さん
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『 でんしゃ 』
金子 栄子 さん
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『 10階建て 』
吉岡 雄星 さん
芝浦工業大学名誉教授。1939年佐賀県神埼市生まれ、1968年東京大学大学院博士課程修了。芝浦工業大学名誉教授、2020年公益社団法人日本建築士会連合会名誉会長、地域住宅や街づくり活動について、中越旧山古志村や奈良県十津川村、東日本大震災復興支援に取り組んだ。BCS賞及び同特別賞、日本建築学会賞(1982)、同作品選奨(1997)受賞、著作に「生業の生態系の保全 その建築思想と実践」(建築思潮研究所)