木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：宮沢俊哉）は、2021年11月26日（金）、アキュラホームグループ初の海外進出となる「株式会社アキュラホームベトナム」を設立いたしました。
株式会社アキュラホームベトナムでは、これまで国内で実施してきた設計積算業務、構造計算業務の一部を実施し、約３割のコストダウンをはかってまいります。今回の海外進出はコロナ禍において１か国のみでの事業展開のリスクを鑑み、機能の一部を分散することや、木造住宅や中大規模木造建築のコストダウンの一環で、今後は他国へも展開し工場の新設などの検討を進めてまいります。どのような状況下でも、部資材の安定供給がはかれ、木造住宅や中大規模木造建築を推進する「木造建築のアキュラ」として世界に木造建築を普及してまいります。
■成長戦略の一環で初の海外進出を決定。「株式会社アキュラホームベトナム」を設立
コロナ禍では、様々な資材の高騰やウッドショックにより、住宅業界は影響を受ける中、アキュラホームではいち早くウイルス対策住宅の発売や、ロボットの活用による無人展示場の取り組みにより、16か月連続昨対比受注増となりました。依然として新型コロナウイルスの影響は続きますが、弊社は未来への投資は成長していくために必須であると考え、展示場出展数の拡大や、「普及型純木造ビル」である新社屋などの計画を進めています。
その成長戦略の一環として海外進出を検討し、初の海外事業となる「株式会社アキュラホームベトナム」を設立しました。まずは、国内で行っている住宅設計、積算などの業務をベトナムで行うことで、約３割のコストダウンをはかってまいります。
ある調査では日系企業の受け入れやすさや、親日国であることなどから「海外展開を考える経営者」が検討する国として第１位のマレーシア32.7％に続き、ベトナムは29.1％で第２位に位置しています。アキュラホームは2015 年よりベトナム人の採用を始め、社員、技能実習生として累計109名がこれまでに在籍しています。多くの実習生を受け入れ、双方の信頼を高めあう中で現地法人を設立する土台を形成しました。
技能実習生の多くは3年で帰国する場合が多いですが、帰国後も日本で身に付けた木造に関する知識と技術を活かし活躍できる場を提供します。現地での業務総括は新卒から弊社に在籍しているベトナム人のゴ クイ フンが担当します。
今後はアジア圏で材の加工や職人の育成にも取り組み、住宅建材、資材、住宅設備などを輸入できるような製造加工工場の新設などの計画を検討しています。国外でも日本の技術を活かし、木造建築が普及されるよう取り組んでまいります。
■SDGsの取り組みについて
今回のこの取り組みはSDGsの「1．貧困をなくそう」「8．働きがいも経済成長も」「9．産業と技術革新の基盤をつくろう」「10．人や国の不平等をなくそう」「17．パートナーシップで目標を達成しよう」に達成に寄与します。
■新卒から在籍するベトナム人社員を業務総括担当に抜擢
【会社概要】
社名： アキュラホームベトナム（AQURAHOME VIETNAM)
住所： 5thFl, ICON4 Building, 243A La Thanh Str. Dong Da Dist., Hanoi, Viet Nam
代表取締役： 春日 進一
現地総括： ゴ クイ フン
事業内容 ： 住宅における設計・積算業務、構造計算業務
出資比率 ： 株式会社アキュラホーム100％
■ベトナムでの法人設立に向け、ベトナム大使と意見交換を実施
アキュラホームでは37期（2021年3月1日）よりベトナム事業部を発足し、今回のベトナム法人設立の計画を進めてまいりました。
その活動の一環として2021年5月11日（火）に、アキュラホーム代表の宮沢、アキュラホームベトナム代表の春日、現地総括のゴ クイ フンが、駐日ベトナム大使館ヴー・ホン・ナム特命全権大使を訪問。アキュラホームのベトナムとの取り組みを紹介しました。
はじめにベトナム法人設立に向けて、考えていることや、いま取り組んでいることなどについて、意見交換を実施。また、アキュラホームのSDGs活動、ベトナム人の採用、ベトナム人技能実習生の活躍についてお話し、交流を深めました。
アキュラホームグループ：株式会社アキュラホーム、株式会社アキュラホーム埼玉、アキュラホーム東京中央、株式会社アキュラホーム神奈川、株式会社AQ建築、株式会社ハウスロジコム、株式会社オカザキホーム, 株式会社福工房