こんにちは!愛知県(名古屋市・日進市・大府市・蟹江町・春日井市・一宮市・津市)を中心に注文住宅の家づくりをしているアキュラホーム名古屋支店です。

 

「最近はリビング・ダイニング・キッチンを2階にする間取りがあるけど、住み心地はどうなの?」
「2階リビングが気になるけど、メリットやデメリットを事前に知りたい!」
というお声をいただくのでお答えします。

土地の状況や周辺の環境によっては2階リビングの方がおすすめの場合もありますが、「不便」、「デメリットが多い」という声もよく聞くので、メリットとデメリットをご紹介していきます。
間取りを作る際は、家族が過ごす空間なのでリビングを中心に検討することが多いです。
以前は1階リビングが普通でしたが、最近は2階リビングという選択肢も出てきたので悩まれる方が多いです。
どちらの間取りにも一長一短があり、2階リビングが良いか悪いかは、人によって変わってきます。

今回の記事では2階リビングのメリットやデメリット、2階リビングにする上での注意点、2階リビングが適している土地などについてお伝えします。

 

【2階リビングの特徴】

2階リビングは、リビングを2階に持ってくる間取りのことで、大きな特徴は2つあります。

1つ目は「開放感のある空間にできることで、1階リビングより日照時間が長くなり、風通しの良いリビングにできます。

2つ目は「プライバシーを確保できることです。
道路や隣家との距離が近い場合1階リビングはプライバシーの確保が難しくなりますが、2階リビングにすることで、密集した住宅地でも外からの視線が届きにくく、プライバシー性が高く快適な空間にすることができま

 

1階リビングのメリット】

1階リビングの大きなメリットは、庭との距離が近いことです。
家庭菜園やガーデニングなど、庭での土いじりが好きな方に向いています。
屋内外の移動がしやすいので身体に負担がかからない、暮らしやすい家になります。

 

【2階リビングを検討する時の視点】

2階リビングは「土地」、「周辺環境」、「ライフスタイル」や「家族構成」で、住み心地が変わってきます。

2階リビングを検討するときに見るべきポイントは下記の3点です。

【1】土地や周辺環境
【2】ライフスタイル
【3】家族構成

1:土地や周辺環境

2階リビングが適しているかは、「土地」に左右されます。
周辺建物の状況や、家を建てる場所、日照条件などで変わってきます。

2:ライフスタイル

2階リビングにすると、プライバシーが保たれる開放感のあるリビングになります。
しかし、1階は暗くなってしまったり、2階リビングにいくために階段の使用が必須になります。
例えば、買い物から帰ってきて、重たい荷物を抱えて階段を上ってキッチンまで運ぶのが大変というデメリットがあります。
小さなお子さんがいると何回か往復する必要があるかもしれません。

3:家族構成

将来、歳を取って足腰が弱くなったら、階段の上り下りが負担になる可能性があります。
日ごろから習慣的に上り下りをしていれば、年齢を重ねても問題なくできるというデータもありますが、一度検討したいポイントではあります。

 

【2階リビングを検討するときの3つの問題】

1:日当たり

日当たりは、2階リビングを検討するときに大事な視点です。
日の当たり方や日が入る角度は、季節ごとに異なり、夏と冬ではかなり違います。
年間を通して、どのように陽が家の中に降り注ぐのか、1階リビングと2階リビングの違いを必ずシュミレーションしてください。
そのためには、計画予定地の「周辺環境」の調査が必要です。

2:水廻り

お風呂、洗面、トイレなどの水廻り設備がリビングや、キッチンと同じ階にあると、家事動線がスムーズになります。
デメリットもあり、2階リビングにして水廻り設備を集中させると2階リビングが狭くなってしまい2階リビングの開放感が失われてしまう可能性も生じます。

3:夏場の暑さ対策

2階リビングにした場合、屋根断熱は必須です。
2階リビングは冬場は、暖かい空気が上昇するので快適で暖かいですが、夏場は暑くなりやすいというデメリットが生じます。
2階リビングにするなら屋根で断熱を施す「屋根断熱」は、必須となります。

 

【2階リビングのメリット】

【1】開放感がうまれる
【2】プライバシーを確保できる
【3】日当たりが良い

1:開放感がうまれる

2階リビングは、開放感のある空間をつくりやすくなります。
1階にリビングを配置するより日差しや暖房で温まった空気が循環しやすく、冬場も暖かいリビングになります。

2:プライバシーを確保できる

2階リビングは、1階リビングに比べてプライバシー性が高い間取りになります。
住宅密集地に建てる場合、どうしても道路側にリビングを置かなくてはならないケースがありますが、2階リビングにすることで、プライバシーを確保しながら、開放的で明るいリビングにすることができます。

3:日当たりがいい

2階リビングは、1階リビングよりも高い位置に部屋があるので、採光をとりやすく、日当たりがいい明るいリビングになります。
自然光が入る日照時間も長くなり、陽が降り注ぐリビングになります。

2階リビングにするメリットも多いですが、デメリットもあるので検討する際はデメリットも理解して設計をしましょう。

 

【2階リビングにするデメリット】

【1】夏場の暑さ
【2】1階の対応が億劫
【3】防犯面に不安がある
【4】家族間のコミュニケーションが希薄になりがち

1:夏場の暑さ

2階リビングは、夏場は非常に暑くなります。
1階リビングよりも日当たりがいいことや、暖かい空気が上昇することが主な原因です。
暑さを緩和するために、2階リビングは屋根断熱は必須となり温度環境の変化を受けにくい仕様にする必要があります。

2:1階の対応が億劫

2階リビングは、来客の際や宅配便を利用した際は2階リビングから1階玄関まで行って荷物を受け取って、2階に運ぶ必要があります。
人によっては、階段の上り下りを負担と感じることもあるようです。
来客対応は、テレビ機能付きドアホンなどの設備機器を取り入れることである程度は解消可能です。

3:防犯面に不安がある

1階の戸閉まりだけでなく、不審者が1階に侵入しても2階にいると気づきにくいデメリットがあります。
施錠しやすい玄関扉のキーシステム、通風可能なシャッターやセンサー付きの照明などを取り入れるのもいいでしょう。

4:家族間のコミュニケーションが希薄になりがち

2階リビングにしたことで、家族と顔を合わせる機会が少なくなったという声も聞きます。
1階に子供部屋を設けた場合、学校から帰宅した子供が玄関から自分の部屋へ直行してしまい、いつ帰ってきたのかがわからないという声を多く聞きます。

 

2階リビングにはそれぞれに一長一短があり、敷地条件や周辺環境、家族構成やライフスタイルによっても住み心地は変わってきます。
2階リビングに限った話ではありませんが、間取りを検討する際には住まいに対する優先順位を明確にして、将来の変化を考慮して設計することがとても重要です。

 

愛知県には蟹江展示場、鳴海展示場、日進梅森展示場、大府展示場と津展示場が、岐阜県には各務原展示場、岐阜県庁前展示場と土岐展示場がございます。
オンラインによる展示場案内や各種相談も実施しております。

ぜひ、お気軽に展示場に足を運んでいただき、新しい住まいへのイメージを膨らませにいらしてくださいね。