こんにちは!愛知県(名古屋市・日進市・大府市・蟹江町・春日井市・一宮市・津市)を中心に注文住宅の家づくりをしているアキュラホーム名古屋支店です。

 

「人生の中で最も大きな買い物」のひとつに、住宅購入があります。
モデルハウスに来場されたお客様に家づくりのきっかけを伺うと、ご家族が増えることによるライフステージの変化が割合として1番多く、その次に今より快適な住環境を求めて検討される方が多いようです。

今回はそんな子育て世代のための「子どもが安全に暮らせる家づくり」のポイントを紹介します。
小さなお子さんがいる家庭や、これからお子さんが生まれる家庭の場合、家づくりの際に気を付けたいのが安全性です。
5歳未満の子どもの事故は屋内が半分以上を占めているので、あらかじめ家の中の危険な箇所を知り、安全に環境に配慮することで事故を未然に防ぐことができます。
よちよち歩きの赤ちゃんや好奇心旺盛なお子さんは親が一瞬、目を離した隙にケガをしたり事故にあってしまう事が少なからずあります。

今回の記事はお子さんの安全に配慮した家づくりのポイントを2回に渡ってお伝えします。

消費者庁のアンケート結果によると令和2年4月から5月末までの外出自粛要請期間中に14歳以下の子どもの事故やヒヤリ・ハットを家の中で経験した方は24%にも及びます。
事故内容は「落ちる」事故が最も多く、中でも階段が多いです。
事故の発生場所は台所、リビング、階段の順に多く発生しています。

このデータを踏まえてお子さんにとって危険性のある6つの場所を解説します。
①階段
②浴室とトイレ
③キッチン
④畳や床材
⑤ドア
⑥ベランダやバルコニー

今回は階段と浴室・トイレに絞って、1つずつどんな危険性があるかと事前にできる対策をお伝えします。

 

【階段】

階段からの転落は、頻繁に起きてしまう家庭内事故のひとつです。
原因としては、手すりが設置されていないことや階段の勾配が急だったり、滑りやすくなっていることが考えられます。

建築基準法により住宅内の階段は、両側に壁か手すりを設置することが義務付けられています。
リビング階段など片側に壁がない場合は階段の脇からお子さんが転落することへの注意が必要です。
壁の反対側には手すりの設置が義務付けられていますが、手すりを支える支柱の間隔などの決まりはないです。
そのため支柱の隙間をおこさんが身を乗り出せない間隔で設置したり、全面を覆うパネルの手すりにして転落リスクを防ぐことができます。

踏み板のみのスケルトン階段はおしゃれで解放感のある空間づくりができるため大変人気ですが、小さなお子さんがいる家庭は落下リスクがあるので注意が必要です。
スケルトン階段はベビーゲートの設置が難しく、ゲートを取り付けられても隙間から抜けられるので、手すりにパネルやネットをつけたり、蹴込み板をパネルにするなどお子さんの落下や侵入防止など安全対策が必要です。
階段の踏み板の端に滑り止めクッションをつけることで階段の踏み外しや、勢い余って転げ落ちるのを防くことができます。
階段の一番上から下まで転げ落ちることを防ぐために階段をストレートにレイアウトするのではなく、L字型やU字型にすることで勾配がなだらかになり、ステップの幅も広く取れるのでリスクを軽減することが可能です。

 

【浴室とトイレ】

小さなお子さんがいる場合は浴室での溺水事故に注意が必要です。
1~4歳ぐらいのお子さんは家の中を自由に移動できるようになって、何にでも興味を示す好奇心旺盛な時期です。
お風呂場も子どもにとって、絶好の隠れ場所のひとつです。
2歳ぐらいまでの乳幼児は頭が重いので、浴槽をのぞき込んでバランスを崩して浴槽に転落する可能性があります。
子どもは数センチの水深でも溺れる可能性があるので残り湯があると取り返しのつかないことになりかねません。

浴槽での溺死を防ぐために、お風呂場の入り口は必ず閉めておくようにしましょう。
万が一を防ぐために残り湯をためておかず、必ず抜くように徹底しましょう。
一緒にお風呂へ入る際も細心の注意が必要です。
例えば、親が顔を洗ったり、シャンプーをしている時のような一瞬でもお子さんが溺れる可能性はあります。
お子さんを浴槽に入れたままにしないで湯船から出しましょう。

トイレは大人には用を足す場でも、こどもにはワクワクする遊び場になります。
スイッチやレバーを押すと、水や泡が出て渦を巻いて流れていく、この一連の変化が子どもの好奇心を満たします。
おもしろくて便器を覗きこんで誤って頭から転落して溺れる事故も多いのです。
年齢が小さいうちは一人でトイレに行けるようになっても大人が付き添うか、近くでそっと見守りましょう。
子どもの手は届かないだろうと、しまっていたトイレ用洗剤に手が届いて、洗浄剤をなめたり飲んだりする誤飲も起きています。
トイレ用洗剤は毒性が強いので、収納スペースに補助錠を付けたり、目につかないような置き方にして事故を防ぎましょう。

浴室やトイレに侵入できないように扉の外側上部に補助錠を付けておく対策がおすすめです。

 

お子さんは、大人がほんの少し目を離したすきに、思いもよらない事故が起きてしまうことがあります。
家の中での事故を防ぐためにも、今回お話しした点を参考にして頂き、お子さんが安全に過ごせる家づくりにお役立てください。

 

次の記事ではキッチン、畳や床材、ドア、ベランダやバルコニーにどんな危険性があるかと事前にできる対策をお伝えします。

 

アキュラホーム名古屋では子どもがのびのびと健康に育つ、安心安全の住宅環境をご提案しています。

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