散らかりがちな玄関をスッキリと片付けるのに役立つ土間収納。最近採用される方が増えてきている人気の収納です。今回はそんな土間収納について、メリット・デメリットだけでなく採用する際のポイントも含めてご紹介していきます！
土間収納のメリット・デメリット
土間収納とは、玄関の脇に設置した大きめの収納スペースのことです。シューズクローク、シューズインクロークとも呼ばれます。収納部分の床が土間仕上げになっているため、靴のまま出入りができるという特徴があります。
■メリット
土間収納のメリットは、玄関に溢れてごちゃごちゃしてしまうものをすべて収納して、いつでも整理整頓された玄関を保てることです。また、雨に濡れたレインコートや砂のついたおもちゃなど、土間収納があれば外からの汚れを室内に持ち込むことなく収納することができるという特徴もあります。土間収納はゴルフバックやアウトドア用品、ベビーカーだけでなく、扇風機やストーブなどの季節ものの道具など、工夫次第でさまざまなものを収納することができる有効的なスペースです。
■デメリット
土間収納のデメリットは、玄関だけを設置するよりも建築コストがかかることです。また、土間収納をつくることによって居住スペースが狭くなってしまうため、間取りを考える際は注意が必要です。さらに土間収納には湿気がこもりやすいためカビが発生しやすいというデメリットもあります。
土間収納を採用する際のポイント
■土間収納に収納したいものをあらかじめ考えておく
せっかく土間収納をつくったのに、思ったより収納するものがなくて使い道がなかった‥となってしまっては非常にもったいないですよね。はじめからどんなものを収納しようか考えておけば土間収納に必要な広さも把握できるので、まずは収納するものをリストアップしましょう。また、お子様が成長するにつれて収納するものがなくなりデットスペースになってしまった‥という声も。将来のことも視野に入れながら土間収納の広さを決めると良いでしょう。
■土間収納に扉を付けるなら開き戸より引戸が便利！
開き戸だと荷物で手が塞がっていたり、玄関に置いている靴が邪魔になったりして扉を開けるのが難しい場合がありますが、引戸なら簡単に開け閉めすることができます。また、引戸を設置する十分なスペースが取れない場合は、ロールスクリーンなどで仕切るなどの工夫をすると使いやすいでしょう。
■土間収納に棚を取り付けるなら可動棚が◎
先程、収納するものはあらかじめ考えておくのが良いとお話しましたが、もちろん後からこれも収納したい！というものが出てくる場合もありますよね。土間収納に取り付けている棚を可動式のものにしておけば、どんな大きさのものにも棚の位置を変えて対応することができます。
■忘れがちな照明や換気扇もきちんと計画する
玄関からの光が土間収納の奥まで届かない場合もあるので、収納したものがはっきりと見えるように照明を取り付けると良いでしょう。また、土間収納には湿気などが溜まりやすくカビなどが発生する原因にもつながるため、換気装置等の設置を検討する必要があります。
いかがでしたでしょうか。収納は多ければ多いほど良いという訳ではありません。収納計画も考え抜かれた間取りで、後悔のないお家づくりを実現しましょう！