友達家族を呼んでBBQしたり、いろいろな植物を植えてガーデニングを楽しんだり、中庭があったら素敵だろうなあ‥と憧れている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな中庭についてメリット・デメリットを含めてご紹介していきます!

 

中庭の取り方3選

中庭とは庭の形態のひとつで、建物等で囲まれた屋根のないスペースのことを指します。まずは中庭の代表的な取り方を3つご紹介致します。

 

■ロの字型

家をカタカナのロの字のように建て、中庭の周囲がすべてに壁で囲まれている形状です。完全なプライベート空間となるため、プライバシーをしっかりと守りながら中庭を楽しむことができます。また、周囲の建物によって光が遮られる、南方道路によって南面に大きな窓を設けることができないといった土地の場合でも、十分な採光を確保することができます。一方で、水はけが悪くなり大雨の後などは中庭に水が溜まってしまう可能性があるため、排水計画には注意が必要です。

 

■コの字型

家の形状をカタカナのコの字のように建て、中庭の3方が壁で囲まれている形状です。プライバシーを保ちながらも、ロの字型よりも開放感があります。また、ロの字型に比べると排水などの面で手入れがしやすいというメリットもあります。

 

■L字型

中庭の2方が壁で囲まれている形状です。他の形状に比べて建物に囲まれる部分が少なく、開放的なスペースを楽しむことができます。一方で、他の形状に比べてプライバシーの確保が難しくなるという特徴もあります。また、間取りによっては一般的なお庭と変わらないような印象になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

 

中庭を設けるメリット

建物に囲まれている庭は、周りからの視線を遮りプライバシーを守ることができるため、安心して子どもたちを遊ばせたり洗濯物を干したりすることができます。また、建物が密集しているところでは光が遮られてしまうことがありますが、中庭を設けると複数の部屋に光や風をしっかりと採り込むことができます。さらに中庭があればお子様用の小さなプールを出したりBBQをしたりと、家でアウトドアを楽しむことができるというメリットもあります。

 

中庭を設けるデメリット

中庭を設けると、建物の形が複雑になり外壁の面積が増えることで建材費や施工費が高くなったり、メンテナンスの費用がかかったりとコスト面での負担が増えるというデメリットがあります。また、中庭に面した部分には窓を設けることが多いため、一般的な間取りのお家よりも断熱性能が落ちる可能性があります。さらに中庭のある間取りは動線が長くなり、使い勝手が悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか。中庭は取り入れ方が難しいですが、間取りを工夫することで素敵な空間づくりにつながります。中庭の採用をご検討中の方は、是非一度営業担当までご相談ください!