畳は日本人の生活に馴染み深く、新居には畳のスペースが欲しいという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな畳スペースについてメリット・デメリットを含めご紹介していきます!

 

和室って?

和室とは、畳、障子、襖などで構成されており、畳コーナーとは違って壁などで区切られて独立している部屋のことです。一般的におよそ4.5帖以上の広さを和室と呼んでいます。客間や寝室、書斎などさまざまな用途で使用することができるお部屋です。

 

畳コーナーって?

畳コーナーとは、リビングや洋室の一角に設ける畳スペースのことです。横になってくつろぐだけでなく、お子様の遊び場として活用したり、洗濯物をたたむ・アイロンがけをするといった家事スペースとして活用したりすることができます。

 

畳スペースを設けるメリット・デメリット

■メリット

畳には調湿効果があり、湿度が高い時には湿気を吸収し、湿度が低い時には湿気を放出してくれるので、丁度よい湿度で心地よく過ごすことができるというメリットがあります。また、畳の素材である藺草の香りにはリラックス効果があり、ストレス軽減にもつながると言われています。さらに、フローリングと比べて畳にはクッション性があるため、高齢の方や小さなお子様が転んでしまっても怪我をしにくいというメリットもあります。

 

 

■デメリット

畳はフローリングと比べて傷がつきやすく、また家具などを置いていると同じ場所に荷重がかかりその部分だけ畳が凹んでしまう可能性があります。また、畳は数年経つと変色や毛羽立ちなどが発生するため、定期的に張り替えなどのメンテナンスが必要になるという特徴があります。さらに、フローリングと比べて掃除がしにくくゴミなどが溜まりやすいためダニやカビが発生しやすいというデメリットもあります。

 

畳コーナーの種類

■フラットタイプ

フローリング部分と畳部分がフラットになっているタイプの畳コーナーです。リビングとひとつながりになっているため、リビングが広く見えるというメリットがあります。また、フラットになっているためつまずく心配がないのも安心できるポイントです。一方で、リビングの埃やゴミなどがそのまま畳の上にのってしまうというデメリットがあります。また、高さに変化がないため空間にメリハリがなくなってしまうというデメリットもあります。

 

■小上がりタイプ

畳部分がフローリング部分よりも少し上がっているタイプの畳コーナーです。小上がり部分には収納を設けることもできるため、フラットタイプの畳コーナーよりも収納量を増やすことができるというメリットがあります。また、ふとした時に段差に少し腰掛けられること、フローリングよりも一段上がっているため横になっても床に寝ているような感覚にはならず過ごしやすいことなどがメリットとして挙げられます。一方で、フラットの畳コーナーと比べて圧迫感がうまれてしまうというデメリットもあります。さらに、小さなお子様が誤って落下してしまう恐れがあるため注意が必要です。また、フラットの畳コーナーよりも費用がかかるというデメリットもあります。

 

いかがでしたでしょうか。ご自身のライフスタイルと照らし合わせながら、畳スペースを採用するかどうか検討してみてください!