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外壁材の種類
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 樹脂系サイディング
- 木質系サイディング
- モルタル
- タイル
- ALC
今回は「モルタル」「タイル」「ALC」の外壁材についてご紹介します。モルタル・タイルは「湿式」という施工方法、ALCはサイディング同様「乾式」という施工方法となります。
モルタル
砂とセメントと水を混ぜ合わせてつくられた材料を、左官や吹付で仕上げる外壁です。90年代以前の日本で最も多く採用されていました。モルタルを下地とし、その上に仕上げ材を塗ったり吹き付けたものをモルタル壁といいます。
メリット
- つなぎ目がなくデザイン性が高い
- 耐久性・耐火性能に優れている
- 仕上げ方次第で自由なデザインができる
デメリット
- 職人の手作業のため品質が不安定
- 工期が長い
- 人件費が高くつく
- ひび割れやはがれ、カビ・コケなどの劣化症状が起こりやすい
メンテナンス周期 5~10年
仕上げ方によって印象や風合いが変わるデザイン性の高さと幅広さが魅力です。モルタルは燃えない材料のため、耐火性にも優れている点もメリットです。国土交通省が公表するモルタルの耐用年数としては約30年とされていますが、定期的なメンテナンスを行うことが必要です。また、デメリットは職人による現場施工なので、腕の良し悪しで品質に差が出てきてしまうことが挙げられます。また、工期が長くなり人件費が高くなります。メンテナンス周期の基準は、モルタル外壁の表面に塗られている塗料の耐用年数に伴います。
腕のいい職人さんを確保でき、味のある外壁にしたい方におススメです。
タイル
土や粘土、石を約1,300℃高温で焼き固めたものです。
メリット
- 耐久性が高い
- メンテナンス性の高さ
- 高級感のある外観
- 吸水性が低い
デメリット
- イニシャルコストが高い
- 剥離が危険
メンテナンス周期 7~10年
タイルの凹凸の深さからくる高級感のある外観は、タイル外壁の人気の理由の1つです。タイルの素地にはいくつか種類はありますが、いずれにしても吸水率は低く、耐水性が高いのも特徴です。外壁タイルそのものは劣化しにくいため、メンテナンスがとても楽な外壁です。非常に硬い性質のため、風に巻き上げられた砂が吹き付けられても傷がほとんどつきません。一方で、初期費用が高く、張替え時も他の外壁に比べると高くなる傾向があります。また、タイルが剥がれ、落下する危険性があります。定期的な点検が必須となります。
ALC
”Autoclaved Lightweight aerated Concrete”の略称で、高温高圧蒸気養生された「軽量気泡コンクリート」という意味です。珪石、セメント、生石灰、発泡剤を加え、スチール製のパネル型に流し込んで成形したパネルのことです。
メリット
- 断熱性・耐火性に優れている
- 耐久性が高い
- 防音性が高い
- 軽量で耐震性に優れている
デメリット
- 吸水性が高い
- つなぎ目が多い
- コストが高い
メンテナンス周期 10~15年
ALCには無数の気泡があり、コンクリートでありながら非常に軽く、その軽さは通常のコンクリートの約1/4にもなります。外壁が軽量になると、地震が起こった際の揺れや建物にかかる負担が軽減されるため、耐震性が高くなります。また、この気泡によって空気の層が作られ、熱伝導率が低くなるため断熱性・耐火性にも優れています。音も吸収するので防音性も高いです。
性能が高く魅力的な一方、気泡があるため水を吸い込みやすい性質があります。内部の気泡部分に水が入り込むと、膨張や急速な劣化の原因となり修復が困難になる可能性があります。また、サイディングなどに比べると1枚あたりのパネルのサイズが小さいため、つなぎ目が多くなります。
パネル自体の耐久性は高いですが、定期的なメンテナンスを怠ると一気に劣化します。他の外壁材と比べてもコストが高いため、パネルの交換費用も高くなります。ALCパネルやシーリングの劣化を防ぐために塗装をして防水性を高める必要があります。
今回はモルタル・タイル・ALCの外壁についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。どの外壁も素材そのものの耐久性は高いですが、定期的なメンテナンスが必要です。是非、住んだ後にかかるメンテナンス費用も含めてお住まいづくりを考えてみてください。
40年メンテナンスフリーのアキュラホームの外壁についてはこちらの記事からご覧いただけます。