こんにちは!大阪府・兵庫県・奈良県・京都府・滋賀県を中心に注文住宅の家づくりをしている、アキュラホーム大阪支店です。そろそろ家づくりも終盤…そんな時に悩む外壁。意外に多くの種類があることも悩みの1つ。今回は日本で最も採用されているサイディングをピックアップしてご紹介します!

そもそもサイディングって?

サイディングとは、建物の外壁に使用する板状の外装材のことです。英語の「siding」が語源でサイディングボードとも呼ばれます。外壁の施工には「湿式」と「乾式」の2種類があります。「湿式」にはタイル張り・塗り壁、「乾式」にはサイディングがあります。

湿式の例としては、一昔前に主流となっていたモルタル壁(塗り壁)が挙げられます。職人が手作業で仕上げていたので、時間と技術が必要であることと、経年劣化によってひび割れするリスクもあります。学校の校舎の壁をイメージしていただくと分かりやすいですね。

サイディングの場合は、あらかじめ工場でパネル形状にして作り、それを貼り合わせて施工していくので、施工時間の短縮と特別な技術を必要としないので費用も比較的安く済みます。工場生産なので、品質も安定しています。

このような背景から、サイディングが普及し、国内トップシェアとなっています。

 

サイディングの種類

外壁材のラインナップは非常に多く、中でも戸建て住宅の外壁材としてよく使われる外壁材がサイディングです。サイディングは、4つに分類することができます。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 木質系サイディング
  • 樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは日本ではほとんど普及していないため、今回は樹脂系を除く3種類のサイディングの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

窯業系サイディング

「窯業系サイディング」は、セメントに繊維質を混ぜ合わせて板状に形成した外壁材です。現在の住宅で最も多く採用されています。

 

メリット

  • 耐火性・遮音性・耐震性に優れている
  • 色・種類等、デザインのバリエーションが豊富
  • 比較的低価格
  • 品質が安定している

デメリット

  • 熱を溜め込みやすい
  • つなぎ目に使われるコーキングのメンテナンスが必要
  • 素材自体には防水機能がなく、吸水性が高い
  • 本物の質感には劣る

メンテナンス周期 7~10年

 

窯業系サイディングはタイル調やレンガ調など、本物の質感には劣るものの、様々なデザインが揃っています。工場生産されるので品質が一定なこともメリットです。

また、デメリットとして挙げたものの、コーキングと共に改善され性能が上がってきています。素材自体には防水機能はありませんが、コーティングをすることによって、防水機能が備わります。

性能・デザイン・価格のバランスの良い外壁材です。

金属系サイディング

「金属系サイディング」は金属板を成形し、表面・接続部の加工を施した建材です。表面材は、ガルバリウム鋼板・ステンレス鋼板・アルミニウム合金板などがあります。

メリット

  • 軽量で建物に負担がかからない
  • 断熱性が高い
  • 強度が高くひび割れしにくい
  • 品質が安定している
  • スタイリッシュな外観になる

デメリット

  • 錆びやすい
  • デザインのバリエーションが少ない
  • 凹みや傷がつきやすい

メンテナンス周期 10~15年

 

金属の質感を活かした、スタイリッシュな外観になります。金属ですが、断熱材が裏打ちされているため、断熱性・遮音性が高いです。重量は窯業系サイディングの約1/4で軽量のため、建物への負担が少なく耐震性に優れています。

デザインの数としては少なく、錆が出ることもあり、大きな衝撃が加わるとへこみます。価格としても窯業系サイディングと比べると、割高になります。

価格が上がったとしても、金属系サイディングの外観にこだわりがある方にはおススメです。

木質系サイディング

「木質系サイディング」は天然木を板状にし、塗装を施したもので環境にも優しい外壁材です。

メリット

  • 断熱性が高い
  • 木のぬくもりを感じられる
  • 環境にやさしい

デメリット

  • メンテナンスコストがかかる
  • 防火地域では使用できないこともある

メンテナンス周期 8~10年

 

樹木の種類も様々なバリエーションがあり、自然素材が好きな方に人気です。材質が木材であることから、経年劣化によって防水性が失われると、水に弱い・腐食などのデメリットもあります。水に強い加工をすると、自然素材の風合いや質感が落ちてしまいます。色褪せや汚れ等の経年劣化を、「味」だと考えられる方にはおススメです。無垢の床材と同様、こまめにメンテナンスが行えると長持ちし、愛着がわいてくるでしょう。

また、消防法によって、防火地域では商品によっては木質系サイディングが使用できないこともあります。使用したい場合は、事前に調べる必要があります。

アキュラホームの外壁は40年メンテナンスいらず

サイディングってメンテナンスが大変そう…。そう思われたのではないでしょうか。

アキュラホームの外壁は40年メンテナンスいらず。KMEWの「光セラ18」を採用しています。光触媒の力で、塗り替えや張替えのメンテナンスは40年後。つまり、メンテナンス費用も40年先。「光触媒の力」とは、太陽の力で外壁に付着した汚れを分解し、雨水で洗い流すダブルの洗浄サイクルで、365日セルフクリーニングをしてくれる機能のことです。外壁の大敵である紫外線や雨風を味方につけた発想で、メンテナンスいらずの、いつまでも美しい外壁を保つことができます。

つなぎ目に使われるコーキングも30年の高耐久。メンテナンスコストのかからない、永く美しく住み続けられる住まいを提供しています。

 

今回はサイディングのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、デメリットが解消されるような商品が増えてきています。せっかく気に入った外観でも、色あせや汚れが目立ってくると残念な気持ちになりますよね。完成したときのあの景色がいつまでも続くように、選んだ外壁の特徴や商品の性能・メンテナンスなどを知っておく必要があります。

アキュラホームの外壁は40年経ってもあの頃のまま。詳しい情報は住宅担当までお問い合わせください。