こんにちは!大阪府・兵庫県・奈良県・京都府・滋賀県を中心に注文住宅の家づくりをしている、アキュラホーム大阪支店です。

土地探しをし始めると、「角地が良い」と見聞きすることも…。角地って本当にいいの?メリット・デメリットをご紹介します!

角地とは

角地とは、道路の曲がり角や、交差する二方の道路に面している土地のことをいいます。準角地とは、接する道路がL字になっており、その内側にある土地のことを指します。

角地のメリット

日当たりが良い

角地のため、二方から光が入ってくるため日当たりが良くなることがメリットの1つです。特に「南東角地」と呼ばれる南側が道路に面している土地であれば、朝から昼頃にかけて光が差し込みます。一般的な土地は、光の差し込む方向が制限されるので採光が取れないことがありますが、角地であれば採光で悩むことが少ないことも大きなメリットです。

また、隣地と接する部分が少ないので風通しが良いところも魅力です。

建ぺい率の緩和がある

家を建てるには、「敷地面積の〇%まで建物を建てても良い」といったルールがあります。これを「建ぺい率」といい、建築基準法で決められています。角地は通常の土地と比べて建ぺい率10%が緩和される場合もあります。

その反面、角地には「隅切り」が必要となることが多いです。隅切りとは、道路の見通しの良さや歩行者の曲がりやすさを確保するために、角に家や塀をつくらず、道路の状態のままにしておくことをいいます。

防犯面で安心

角地は二方の土地に面していることで、人目につきやすく、外から見ても見通しが良いため、防犯面に優れていると言われています。

設計の自由度が高い

間取りの選択肢が増やせることも魅力です。

駐車場や玄関位置を決める際に、二方の道路に面している角地であれば、どちら側の道路に設置するかを選ぶことができます。日当たりの良い方角にリビングを採用したり、交通量の少ない道路側に玄関を作る等間取りの幅が広がります。

資産価値が高い

角地にはメリットが多いことや希少価値の高さから、人気が高く、資産価値が高い傾向にあります。売却をする際には、売却できないといったリスクは低く、資産価値も大幅に下がることも少ないため、売却価格にも期待が持てます。

角地のデメリット

日当たりが良すぎると暑くなる

日当たりの良さは角地のメリットですが、良すぎるとデメリットになってしまうことも。まぶしさや暑さでカーテンを閉め切ってしまうとせっかくの日当たりの良さを活かすことができません。南西角地を例に挙げると、日中から夕方にかけて日差しが差し込みやすいので、室内が暑くなりすぎる可能性があります。窓位置や軒の長さや、断熱性能の高い建材を採用し、西日を避ける工夫が必要です。

車にまつわるリスクが高い

人通りや車通りの多い道路に面した角地であると、車の出入りが難しいケースがあります。また、騒音や振動が気になり、騒音対策が必要な場合もあります。狭い道路に面した角地は、車が曲がるときに、塀にぶつかったり敷地に乗り上げる可能性もあります。土地を選ぶ際には、周辺環境を確認する必要があります。

視線が気になる

二方の道路に面した角地は、外からの見通しが良い反面、通行人からの視線が気になることが多くあります。庭や家の中の様子が外から覗かれることもあるため、フェンスや塀などの目隠しを作ってプライバシーを守る対策が必要です。

土地の価格が高い

資産価値が高いことがメリットである角地は、購入価格も高くなりやすい傾向があります。土地代を抑えたい場合は避けた方が良いでしょう。一般的な土地よりも1~2割程高いことが多いです。

また、不動産を持っていると毎年課税される「固定資産税」「都市計画税」も資産価値に応じて課税額が決まるため、こちらも高くなる傾向があります。

 

メリットとデメリットが表裏一体な角地でしたが、いかがでしたでしょうか。予算や間取りの希望に合わせて、選ぶだけではなく、住み始めてからのリスクも知ったうえで計画をしていきましょう。