AQ QUALITYAQ Groupの分譲住宅

Column

住まい選びのポイント
耐震・構造 2022.09.16

AQ Groupの分譲住宅は全棟「耐震等級3」を取得!地震に強い構造とは?

住まいに求められる、耐震性。そもそも「地震に強い住まい」とは、どのような住宅なのでしょうか?「耐震基準」と「耐震等級」の違いや地震に強い構造の住まいとは?

住まいに求められる地震対策

地震大国である日本で家を持つには、住まいの地震対策が不可欠です。首都直下地震をはじめ、30年以内に大規模地震が起こる可能性が高い地域は多くあります。

▶想定される大規模地震

近い将来に大規模地震が起こると予測されているのは、太平洋側が中心です。しかし、2004年の新潟中越地震では、最大震度7を観測。活断層は日本全域に分布していることから、大規模地震が想定されていないエリアも注意が必要だといえるでしょう。

説明画像 (出典:内閣府)

▶熊本地震は30年以内の発生確率が1%未満だった

2016年に震度7を2度観測した、熊本地震。実は、30年以内の発生確率は1%未満とされていました。過去に例を見ない規模の地震が立て続けに起こったことにより、建物の被害も甚大でした。 震度6強または7が2回計測されたエリアにおける木造建築物の倒壊率は、15.2%。軽微な損傷を含めれば、8割近くの木造建築物が被害を受けました。

耐震基準・耐震等級とは?

説明画像 (出典:国土交通省)

甚大な被害を受けた熊本地震ですが、倒壊した木造建築物の割合は建築時期によって大きな差があります。1981年5月以前に建てられた木造建築物は、28.2%が倒壊・崩壊。一方で、1981年6月〜2020年5月に建てられた家屋の倒壊率は8.7%、2000年6月以降に建てられた家屋はわずか2.2%でした。

▶現行の木造住宅の耐震基準は「2000年基準」

建築時期によって被害に大きな差が生じた要因は、建築時期によって耐震基準が異なるからだと考えられます。現在の木造住宅における耐震基準は「2000年基準」。過去の耐震基準との差は、次の通りです。

■ 旧耐震基準
  • ・1981年5月以前に建築確認申請された建物
  • ・震度5程度の地震で倒壊・崩壊がない
■ 新耐震基準
  • ・1981年6月以降に建築確認申請された建物
  • ・震度6〜7程度の地震で倒壊・崩壊がない
■ 2000年基準
  • ・2000年6月以降に建築確認申請された建物
  • ・後述する「耐震等級1」が担保されている

▶地震に強い構造とは

耐震基準は「建築の許可」に伴う基準です。言ってしまえば、耐震性能の「最低限度」の指標だといえるでしょう。地震に強い構造とするには、建物の重さ、壁や接合部の強さ、基礎など、あらゆることに配慮しなければなりません。

▶耐震等級による違い

〈住宅性能表制度創設(平成12年10月)以降の木造建築物の被害状況〉

(建築基準法レベル※と住宅性能表示取得物件(等級3)の比較)

説明画像
(出典:国土交通省)

耐震等級とは、地震に対する建物の強さを表す指標です。 等級は、1から3まで。熊本地震では「耐震等級3」の木造住宅には大きな損傷が見られず、大部分が無被害であったと報告されています。

■ 耐震等級1

極めて稀に発生する地震による力に対して倒壊・崩壊等しない程度

■ 耐震等級2

極めて稀に発生する地震の1.25倍の力に対して倒壊・崩壊等しない程度

■ 耐震等級3

極めて稀に発生する地震の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊等しない程度

AQ Groupの耐震性能

地震に強く、ご家族が安心して永く暮らせる分譲住宅を実現するため、AQ Groupでは独自技術を開発し、徹底した品質管理と検証を重ねたうえで耐震性能を高めています。

▶すべての住宅で「耐震等級3」を取得

AQ Groupの分譲住宅は、全棟「耐震等級3」を取得しています。耐震等級3の住まいは、地震に強いだけでなく、地震保険が抑えられるというメリットもあります。また、地震だけでなく、近年、激甚化している気象災害にも備え、耐風設計を重視。最高レベルの等級2相当の構造設計をしています。

▶AQ Groupの分譲住宅が地震に強い5つの理由

1.全棟地盤調査を実施

揺れへの耐久性を上げるには、構造面のみならず「地盤」にも配慮しなければなりません。AQ Groupの分譲住宅は、全棟、地盤調査を実施し、20年保証が付いています。 地盤調査会社と地盤解析・保証会社を分離することで、各々の中立性を高め、曖昧な判定によるトラブルなどを回避しています。

2.耐震性の高いベタ基礎を採用

基礎には、耐震性に優れた「ベタ基礎」を採用しています。ベタ基礎の特徴は、コクリートの「面」で支えることで、建物の重さが分散しやすいこと。また、床下にコンクリートを敷き詰めるため、木造住宅の大敵である湿気対策にもなります。

3.耐震実験

AQ Groupでは、これまで日本で起きた全ての震度7の地震、今後起きるとされている大規模地震、世界で起きた大地震など、さまざまな地震を想定した実物大耐震実験を実施しています。 検証の結果、構造体や内装材の損傷は見られず、極めて高い耐震性のある住宅だと証明されました。

4.独自開発「耐力壁」

AQ Groupの独自開発による耐力壁は、通常の合板耐力壁の2倍の強度を確保し、施工性も高められます。このオリジナル耐力壁は、大臣認定を取得しています。

5.「構造計算」を実施

緻密な計算によって建物の安全性を確認する「構造計算」は、2階建以下の木造住宅には義務付けられていません。しかし、AQ Groupでは2階建の住宅においても「構造計算」を実施。各棟ごとに、耐力壁の配置、水平構面の確保、偏心率の設定について最適な設計を行います。

地震に強く、永く安心して住み続けられるお住まいを

家族:お母さん、お父さん、子供二人

高い耐震性は、日本の住宅において不可欠な性能です。地震からご家族を守り、永く、安心して暮らせるAQ Groupの分譲住宅をぜひご検討ください。