視点

2019年12月10日、立命館大学のびわこ・くさつキャンパスの「環境科学」(環境都市工学科・岡本亨久教授)の講座でカンナ削りの「木のストロー」について話してきました。

みなさん、たいへん熱心に聞いてくれ、質疑応答では鋭い質問をたくさんいただきました。ここでその一部を紹介したいと思います。

Q:木造の注文住宅に将来はあるのか?

A:コストパフォーマンスの高い住宅を提供すれば道は開ける

一戸建ての住宅に関しては、大学の建築科などでもほとんど教えてくれません。大学では大規模な建物づくりがメインになっています。一戸建てなど、工務店に任せておけばいいという発想で、人材が育ってこなかったのです。

しかし、最近は木の良さが見直されています。木の温かみは人に優しく、また再生利用な木は地球環境にも優しいということで、その存在が脚光を浴びつつあります。木造住宅に興味を持つ若い人もしだいに増えているのです。私をはじめアキュラホームの社員が小中学校などでカンナ削りを子供たちに体験してもらうふれあい授業などを開催しているのも、木の家に関心を持つ若い人材が育ってほしいという願いからにほかなりません。

そもそも木造の注文住宅が伸びないのは、木の扱いに慣れた人が少なく、広く普及しないため、割高になり、高いから普及しないという悪循環に陥っている面もあります。でも、木の扱いに上手になり、技術を蓄えていきながら、流通の安定化を図っていけば、木造の注文住宅は安くできるのです。アキュラホームもそうした考え方を徹底させて、コストパフォーマンスの高い住まいを提供できるようになっています。

Q:人口減少で住宅市場が縮小するなかで発展は可能なのか?

A:ピンチはチャンスという逆転の発想こそ大切

たしかに、わが国では超高齢化社会になり、全体として縮小社会に入っていきます。家を建てる人の絶対数が減っていくのは間違いありません。でも、家を建てる人がいなくなることは決してありません。人間にとって衣食住は不可欠な存在だからです。

ですから、お客様から選ばれるつくり手になればいいのです。実際、業界の多くの企業が縮小を余儀なくされるなかで、アキュラホームは増収増益を続けています。これまでも常にお客さまの求めるものを、他社より一歩先をいく住まいを試行錯誤しながら探り続けてきました。全体の市場は小さくなっても、そのなかには伸びる部分もあるのです。それを見つけられるかどうかが岐路になります。

市場が小さくなっても、そのなかで選ばれる会社になればいいだけの話です。ピンチはチャンス、そう考えていけば必ず道は開けます。

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